対処方法は、状況に応じて3パターンあります。
①カラスがボールをくわえて行ったことを確認できた場合 ⇒ 元あった場所にリプレース
②状況からみてカラスがくわえて行ったと判断できる場合 ⇒ 元あった場所にリプレース
③ボールが見つからず、カラスがボールをくわえて行った可能性がある場合 ⇒ ロストボール
ゴルフ場に、カラスが多数いることが多く、バナナや飴などを持っていかれたことが何度かあるのですが、妻とラウンドしていた時に、妻のゴルフボールを持っていかれてしまったことがありました。
「カラスは、食べ物以外のものも持っていくんだなぁ」とあっけにとられてことがありました。
カラスにゴルフボールに持っていかれてしまった時の対処方法を詳しく説明します。
①カラスがボールをくわえて行ったことが確認できた場合
・元あった場所が特定できた場合には、ゴルフボールをリプレースして、ペナルティーなしでプレーを再開します。
・元あった場所が特定できてない場合は、最も近いと思われる場所にリプレースし、ペナルティーなしでぷれーを再開します。
※リプレースとは、ボールが元々あった場所に元の状態に限りなく近づけてボールを戻すこと。
ボールが戻ってこない場合には、別のボールに交換し、ペナルティーなしでプレーを再開します。
②状況からみてカラスがくわえて行ったと判断できる場合
①の場合と同じ処置をします。
この処置ができる場合とは、ボールが着弾した場所がわかっている(同伴者が確認しているなど)場合で、その場所に行ってみたけど、ゴルフボールが見当たらない。周りにカラスがいるなど、明らかにカラスが持って行ってしまった状況と判断できるときです。
③ボールが見つからず、カラスがボールをくわえて行った可能性がある場合
カラスがボールをくわえて行った可能性があったとしても、カラスが持って行ったことが確実でない場合、3分間探しても見つからない場合は、ロストボールとなります。
ロストボールになった場合の正しい処置は、打った場所に戻ってドロップして、1打罰で打ち直します。
しかし、この処置では、プレーの進行が遅くなってしまいますので、2019年のルール改正でボールを紛失したであろう付近にボールをドロップして、そこから2打罰でプレーを再開することができるようになりました。
※ドロップは、ボールを持った手をまっすぐに伸ばし、膝の高さからボールを地面に向かって落とします。
カラスが、ボールを動かした場合は、カラスが動かす前のボールが元あった場所にリプレースして、プレーを再開します。
たとえ、カラスがピンそばまでボールを運んでくれても、元あった場所にボールを戻してプレーを再開します。
1度、ロストボールとして処理してプレーを再開後、ロストボールとして処置したボールが見つかった場合、ロストボールとして処置したボールは、インプレーのボールではなくなっているので、無効のボールになります。
カラスがゴルフボールを持って行った場合は、次の3通りです。
①カラスがボールをくわえて行ったことを確認できた場合 ⇒ 元あった場所にリプレース
②状況からみてカラスがくわえて行ったと判断できる場合 ⇒ 元あった場所にリプレース
③ボールが見つからず、カラスがボールをくわえて行った可能性がある場合 ⇒ ロストボール
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